フィレンツェの旧車ミーティング [Macchina]
日本はゴールデンウィークですが、イタリアの4月も少ない人で14日、多い場合は18日と半分以上休日!でした。内訳は…
というわけで、いろいろな催しも多かったのですが、4/30〜5/2、フィレンツェで開かれたヒストリックカークラブのミーティングのご紹介です。
参加者はフィレンツェの南、ガルッツォ村のチェルトーザ(カルトジオ会修道院)近くのホテルに宿泊。参加車両もホテルの敷地に好き勝手に駐車しています。
赤いトリオ。FIAT 124 Spider、FIAT 500C Topolino1949 、Duetto osso di seppia。
ABARTH FIAT 500ともう一台の124 Spider。どちらもとてもきれい。
INNOCENTIのSpiderとFIAT 500C Belvedere
INNOCENTI 1100とFIAT Balilla
Balillaと1100とINNOCENTI MINI。
LANCIA Flavia Berlina 815。渋い!
500(チンクエチェント)はこのblogにも何度か登場のカルロさんの奥様アントネッラの愛車。
今回が初参加。バリバリの現役というか下駄車だったのですが、この日のために600(セイチェント)用のシートをオリジナルに替えたりと大変でした。
FIAT2300S CoupeとLANCIA Flavia Coupe。カロッツェリア・ギアとピニンファリーナの60年代の傑作。
直線的な2300Sと柔らかい曲線のFlavia Coupe。対照的な2台ですがどちらもエレガントかつ彫刻的。
2300S Coupeはもう一台。女性的と形容される事もある繊細なライン、この角度では骨格のはっきりした男性的なプロポーションにも見えます。
アルファの3台、Giulietta CoupeとSpider、GT Junior 1.3 scalino。
Alfa Romeo75。正式な参加車ではなくつき添いです。この形、ずっと理解できなかったけれど、最近なぜかカッコ良く見えてきました。カクンと曲がったウェストライン、ツギハギのようなフロントグリル、ペッタンコのルーフ。こんな突拍子もないスケッチを描くデザイナーもデザイナーなら、それを承認してしまう企業トップも凄いサムライ。イタリアという国はやはり普通ではありません。
ドイツとフランスの粋な2台。OPEL GT1900とCitroën Traction Avant 15/6 HA。
どちらも実車は写真で見るよりも二回りほど小さい。
別にいじけてる訳ではなくて、頭から突っ込むのがこちら流。樹にも優しいし…。
Triumph TR4とMercedesBenz 190SL
FIAT500C Belvedereと FIAT 850 Spyder(ライトが変わった後期型)
もう一台の850Spyder。ルーフが固定されたベルリネッタ。
LANCIA Fulvia CoupeとLancia Appia Serie III
Fulvia CoupeとFIAT 1100
午前中は雨だったので…お疲れ様。FIAT 1500S Cabriolet。
雨の犠牲者がもう一台。500C Topolino Spider。ワンオフ。
遊園地の乗り物にしか見えません。ネズミというよりは醜いアヒルの子。
会長リッチ・アルヴァーロさんSig.Ricci Alvaro 86歳!エレガントで優しい素敵な紳士です。
愛車FIAT 500 Topolino1937と。
以上、すべてナンバー付きで自走してきた車。
60年代の車が中心。
特に歴史的に貴重というわけではないし、ショールームコンディションでもないけれど、
魅力的な佇まいのまま、良い歳を重ねた車(とオーナー達)に出会えて幸せな一日でした。
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