~流線型の夢~
福井 洋一 展 <洋画>
会期■4月27日(水)~5月3日(火)
会場■横浜髙島屋7階美術画廊
横浜市西区南幸1丁目6番31号 TEL(045) 311-5111
※営業時間:午前10時~午後7時。最終日は4時で閉場させていただきます。
東北地方太平洋沖地震に伴う電力不足による停電のため営業時間の変更や、
休業をさせて頂く場合がございます。
1950年東京生まれ。1979年東京藝術大学大学院(壁画研究室)修了後、1996年、文化庁派遣芸術家在外研修員としてフィレンツェに滞在。その後、1998年、(財)国際交流基金とモルガーナ出版(イタリア)の招請により1年間、また2005年より5年間、フィレンツェ滞在。その間、個展やグループ展にて作品を発表するほか、ウィーン、フィレンツェ、東京にて壁画を手がけるなど、多方面で活躍されています。
本展では、漆喰に顔料を水などで溶いて描くフレスコ技法の一種である、メッツォ・フレスコという技法を駆使した作品を中心に、20余点を展観し、福井洋一の夢の世界をご堪能いただきます。
是非、この機会にご高覧賜りますよう、お願い申し上げます。
横浜髙島屋美術部
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モッリーノの本でR.Mottoという名前に出会って、かつてモットという名のカロッツェリア(車体工房)が存在していたことが分ったという訳です。モットは小規模ながら高い技術を持つカロッツエリアだったようです。ビシルーロにも当時の最先端技術、マルチチューブラー(多鋼管)フレームが採用されていますし、ビシルーロ以前からナルディとは協力関係にありました。
nformazioni e Prenotazioni
Tel. +39055216310
Fax +390552646990
E-mail: mnaf@alinari.it
ORARIO: 10 - 19
Chiuso il mercoledì
La biglietteria chiude 30 minuti prima della chiusura
Giottiline GINKO Giotti Victoria Ginko versione Chic
Via degli Strozzi, Firenze 大きく見る
1959 Chevrolet Corvair
シボレー・コーヴェア(コルベア)
空冷水冷対向6気筒リアエンジンというGMとしては革新的なコンセプト。
といっても当時アメリカで人気だったVWビートルの影響を指摘する人もいます。
前衛的なスタイルは、日本のプリンス・グロリア、ベルトーネ・デザインのBMW、
ミケロッティ・デザインのトライアンフや日野コンテッサなど、
世界のカー・スタイリングに大きな影響を与えました。
当初は人気を博しましたが、ラルフ・ネーダーの告発(テールへビーに起因するオーバーステアとスイング・アスクルの横転危険性の指摘)をきっかけに生産中止に追い込まれました。
DATSUN BLUEBIRD P410 Source:Early Datsun.com http://www.earlydatsun.com/blue.html
ピニンファリーナ・デザインのブルーバード。
垢抜けした上品で都会的な佇まいです。
しかし日本市場では後方にむかって緩やかに下降するプロポーションを「尻下がり」などと評され、販売成績も直線的で大きく見えたライバルのコロナの後塵を拝する結果になりました。
この写真では肝心のヒップラインが良くわかりませんが…。
Peugeot 204 Cabriolet pininfarina 1968(1966-76)
いずれも画像はリンク先
http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Peugeot_204
より引用(サイズのみ変更)。
1962年から1964年にかけて、ピニンファリーナは「コーヴェア・スタイルのイタリア的解釈」と呼べる習作に集中的に取組んでいます。
1962 Chevrolet Corvair Pininfarina Coupé (I)
1963 Chevrolet Corvair Pininfarina Coupé (II)
1963 Fiat 2300 Pininfarina Lausanne Coupé
1963 Alfa Romeo 2600 Coupe Speciale
1965年型コーヴェアにインスピレーションを与えたと思えるデザイン。
1963 Lancia Flaminia 2.8 Pininfarina Coupé Speciale
1963 Chevrolet Corvette Rondine Pininfarina Coupé (I)
1963 Chevrolet Corvette Rondine Pininfarina Coupé (I)
1964 Chevrolet Corvette Rondine Pininfarina Coupé (II)
Source:http://www.tom-tjaarda.net/cars.htm
1964 Chevrolet Corvette Rondine Pininfarina Coupé (II)
Source:http://www.tom-tjaarda.net/cars.htm
このテールは「コーヴェア風」とは別の新しい試み。
フィアット124スパイダーにそっくり応用されています。
Fiat 124 Sport Spider 1966-1985
画像はリンク先http://en.wikipedia.org/wiki/Fiat_124_Sport_Spiderより引用(サイズのみ変更)。
前出、1962 Chevrolet Corvair Pininfarina Coupé (I)
ヘッドライトの形状に注目。
330GT(シリーズI)のディアルライト(4灯式)に応用されています。
土曜日の午後、街外れのガソリンスタンドに佇む未確認走行物体。
フェラーリ250テスタロッサ!!
Ferrari 250 Testa Rossa(1957-8)
翌日曜日のミーティングのために整備中とのこと。
運転席の彼、携帯電話でオーナーに報告中。
「コンプレッションが不足気味」と話しているのが聞こえました。
テスタロッサ=赤頭=という名前の由来、美しく結晶塗装されたシリンダーヘッド
ポンツーン形※と呼ばれる事もある独特のフェンダー形状
左右フェンダーとラジエーターノーズが、独立した三つのボリューム(=トリマラン形;マルチハル=複数の胴をもつ船型=の一つ)を構成する特徴的なデザイン。
この車には一つの謎が残されています。
それは誰がこの車をデザインしたかということ。
発表時の写真。未塗装のアルミボディ。
かつてのイタリアの高級車やスポーツカーのメーカーは、
エンジンとシャシーのみを作り、カロッツェリア※と呼ばれる工房にボディを外注する分業が一般的でした。
フェラーリも例外ではなく、初期はヴィニャーレ、トゥーリングなど様々なカロッツェリアがボディデザインと制作を受注していましたが、50年代末に、今日まで続くカロッツェリア・ピニンファリーナのほぼ独占体制が確立します。
これは2000年にピニンファリーナが作った「ロッサ」Ross。
360モデナ・スパイダーの車体に架装した一品制作のショーモデルです。
250テスタロッサのモチーフをモダンナイズして引用しています。
スケッチに描き込まれているように、250テスタロッサへのオマージュ。
しかし、にもかかわらず、ピニンファリーナの社史でも250テスタロッサを「自社デザイン」とは謳っていないのです。
250テスタロッサは翌1959年にはピニンファリーナ製ボディに換装されます。
Ferrari 250 Testa Rossa(1959)
やや保守的で平凡。
同じような例外はもう一つあります。62年型250GTOです。
250GTOのデザインの来歴については、実は謎ではありません。
この名車は、59-61年の250GTSwb(デザイン;ピニンファリーナ)の発展型として、当時のフェラーリレース部門の主任技師だったジョット・ビッザリーニ Giotto Bizzarriniが描いたスケッチを元に、アルミボディのスペシャリスト=カロッツェリア・スカリエッティSergio Scagliettiの板金職人が即興的に作り上げた車だからです。
ピニンファリーナデザインの250GTSwb(58年に少数生産された初期型)
250GT Berlinetta Passo Corto(Swb)1958
その直後、ビッザリーニは御大エンツォ・フェラーリの気まぐれな逆鱗に触れて退社、創立されたばかりのランボルギーニに参加します。
彼が去った64年型250GTOには再びピニンファリーナデザインのボディが与えられます。
Matsuda Collection Ferrari Mueumの250GTO64
これはこれでとても魅力的。
写真は同ミュージアムのWebサイトから
©Matsuda Collection
http://www.ferrari-museum.co.jp/
250テスタロッサに話を戻します。
この特徴的な「トリマラン型」デザインはどのように生まれたのでしょう。
トリマラン型で思い浮かぶのは第2次世界大戦に参戦したこの戦闘機。
ロッキード P-38 ライトニング
山本五十六の搭乗機を撃墜したことで知られますが、カーデザイナー達にも大きなインパクトを与えました。
最も有名な例は1948年のキャデラックです。
(デザイン;フランクリン・Q・ハーシェー)
史上初の「テールフィン」はP38の垂直尾翼をモチーフにしたもの
P-38からインスパイアされたもう一つの例。
スチュードベーカー1947年型(デザイン;レイモンド・ローウィ※)
"Studebaker"1947-50
Designed by Raymond Loewy
このイラストは1950年型
弾丸ノーズ(Bullet Nose)の愛称で呼ばれたフロントデザイン。
ビリー・ジョエルBilly Joelが「ハートにファイア」We Didn't Start The Fireで歌っている“Studebaker”です。
そのスチュードベーカーのイタリア的解釈とも言われるピニンファリーナのこの作品。
PF 200(1953年;ランチア B52のシャシー上に架装されたショーモデル)
PF 200(1953; su telaio Lancia B52)
こちらはより現実的にリファインされたヴァージョン
同じモチーフをキャディラックのシャシー上で展開したモデル
Cadillac PF200 Cabriole 1954
少し大きさを持て余しているようにも見えます。
そして同じピニンファリーナボディのレーシングスポーツ、1953年型ランチア D24
Lancia D24
この車のフロントデザインには、250テスタロッサの「トリマラン型」と強い近似性がありそうです。
ではやはり250テスタロッサもピニンファリーナデザインなのか?
しかしピニンファリーナの「トリマラン型」は250テスタロッサとは別の方向を向いていたように思えます。
〈全面投影面積を極限まで減らす〉というレーシングスポーツに求められる実戦的な方向ではなく、スピード感溢れる未来的イメージを活かしつつ、斬新かつエレガントな普遍的な自動車美への洗練です。
ピニンファリーナは、PF200の「トリマラン型」モチーフを、美しいB24スパイダーとして完成させます。
Lancia Aurelia B24 Sport America 1954
1953年型ランチア D24はピニンファリーナの工房で制作されたのは確実ですが、別の設計者の意志がデザインにも大きく影響を与えていたと考えられるのです。
その設計者とはヴィットリオ・ヤーノVittorio Jano※。
トリマラン型のフロントデザインは、空気抵抗を極限まで低減する彼のアイディアではないでしょうか。
ランチア D24には、兄弟車とも言えるグランプリマシーンがあります。
D50です。
こちらも同じヤーノの作品。
この車の特徴は、現代のF1のような「サイド・ポンツーン」です。
当時の一般的なデザインではガソリンタンクはテールに置かれていました。
フロントに配置された重いエンジンとの前後バランスのためですが、燃料が消費されると重量バランスも変わってしまいます。
ヤーノはトランスミッションを後方に配置し、新設したサイド・ポンツーンにガソリンタンクを置くことでこの問題を解決、優れた操縦安定性を実現したのです。
サイド・ポンツーンには、露出した前後の車輪の間の乱気流を整流する、空力的な役目もありました。
ランチアは経営難からレーシング部門をそっくりフェラーリに売却します。
同時にヤーノもフェラーリに移籍。
ランチア・フェラーリD50は熟成され、1956年シーズンにファンジオJuan Manuel Fangioをワールドチャンピオンに導きます。
ヤーノがランチア D24で追及したトリマラン型を、フェラーリで発展させたのが250テスタロッサではないか?というのが今回の仮説です。
もっとも、この仮説には致命的な欠陥があります。
もしヤーノほどの大物がデザインに関与していたとしたら、何かの記録が残っているはずですから…。
※ポンツーンpontoon;pontone(伊):
浮き桟橋などを支える箱形台船。水上機のフロートなどを指しますが、自動車に使われる場合はF1のサイド・ポンツーンのように車体本体から独立したボリュームを呼ぶ場合が多いようです。
※カロッツェリア carrozzeria:
カロッツァcarrozza=馬車、自動車の車体、列車の車両=の製作所という意味で、町の板金屋さんもカロッツェリア。
この場合は特に高級馬車工房から発展した、自動車ボディのデザインから制作までを引き受ける高い技術と卓越したセンスを持つ一群の工房を指します。
その多くはトリノとミラノ周辺に集中していました。ピニンファリーナPininFarina、ヴィニャーレVignale、トゥーリングTouring、ベルトーネBertone、ザガートZagato、ボネスキBoneschi、ボアノFelice Mario Boano、アレマーノAllemano、ギアGiacinto Ghia、OSIなど。
他にフランコ・スカリオーネFranco Scaglione、ピエトロ・フルアPietro Frua、ジョヴァンニ・ミケロッティGiovanni Michelottiなどカロッツェリアから独立したフリーランスのデザイナーも活躍していました。
まさに多士済済。個性豊かな才能が競い合う様は、ルネサンスの時代のフィレンツェを彷彿させます。もしマザッチョやドナテッロやラファエッロがこの時代に生きていたら、壁画や彫刻のかわりに自動車をデザインしていたかも知れません。
イタリアのカロッツェリアの先進的なデザインは、第2次大戦後の早い時期から注目され、内外の自動車メーカーからデザインを依託されます。
イタリア以外のメーカーにデザインを提供した例をあげると…
ピニンファリーナ→BMC/BLMC、プジョー、ナッシュ、GM、日産、ホンダ…
ベルトーネ→BMW、NSU、マツダ、シトローエン、ボルボ…
ミケロッティ→スタンダード/トライアンフ、BMW、アルピーヌ、DAF、プリンス、日野…
ヴィニャーレ→ダイハツ…
ギア→ルノー、VW、クライスラー、いすゞ…
フルア→ルノー、ボルボ、ロールスロイス…
ツーリング→サンビーム、アストン・マーティン…
…など。一部はボディ制作も引き受けていました。
60〜70年代にかけて、イタリアンデザインの影響を受けなかったメーカーを見つける方が難しいという状況だったのです。
ボディ自体に強度を持たせたモノコック構造が主流となり、衝突安全性の基準が厳しくなるなどの影響で、多くのカロッツェリアが姿を消していきますが、現在もカロッツェリア出身のデザイナーの活躍は続いています。
ジョルジェット・ジュジャーロGiorgetto Giugiaroの初代ゴルフ、マルチェロ・ガンディーニMarcello Gandiniのルノー・サンクなど、彼らのドローイングボードからは自動車史を彩る名車が誕生し続けています。
http://www.pininfarina.it/
http://www.giugiarodesign.it/
http://www.michelottidesign.it/
※Raymond Loewy(1893-1986):
フランス系アメリカ人。「口紅から機関車まで」デザインした。煙草「ピース」のパッケージデザインでも知られている。シェル石油のロゴマークもローウィ事務所のデザイン(1967)。
※ヴィットリオ・ヤーノVittorio Jano (1891-1965);
天才とも巨匠とも呼ばれる偉大な設計者。第2次大戦前のアルファ・ロメオの黄金期を築く。主な作品はAlfa Romeo P2,P3,6C1750,8C 2300,8C 2900 Lancia D20, D23, D24, D50など。
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まずその前に街で見かけた小さな車(いわゆる原付きカー)
特に秀逸なデザインという訳でもありませんが、
スマートの2/3位という小ささが、とにかく可愛い。
後ろ姿です。
この車に限らず、50ccガソリンエンジンやバッテリーの小さな車が活躍しています。
こちらのバケットクレーンつきトラック、クリスマスの飾り物を外しているところ。
以前の記事でイタリアのクリスマスは1月7日までと書きましたが、この写真は2月1日。いくら何でもちょっと遅すぎ。
畑に現れた車に戻ります。
アルファロメオ・モントレアル(モントリオール)Alfa Romeo Montreal
プロトタイプが現れたのは1967年のカナダ、モントリオール万博。
カロッツェリア・ベルトーネCarrozzeria Bertoneが出品した夢の車です。
デザイナーは未公表ですが、天才ジウジアーロGiorgetto Giugiaro(1965年、カロッツェリア・ギアcarrozzeria Ghiaに移籍)のあとを継いだ、若きガンディーニMarcello Gandiniの作品と見るのが妥当です。
フロントエンジンとミッドシップという違いはありますが、前年(1966)のジュネーヴ・ショーで発表されたミウラMiuraとプロポーション、ディテールに共通点が多いからです。
生産は1970-77年。
スポーツ・プロトタイプTipo 33のエンジンをデチューンした、
90°V8 2593cc 200馬力を積んで最高速度220km/h。
足回りはジュリアGTからの流用。
高価なZF製の5速、4輪ベンチレーテッドディスクも当時は破格。
ディテールも彫刻的。
白っぽいツナギの青年がオーナー(中央は友人のガエターノ)。
彼は、我がカルロ(車の中です)のご子息。イラクに従軍、つい最近無事帰国。
この車を手に入れてレストアをしているところ。
今日の作業は前オーナーが貼っていた赤い内張を剥がして、
黒いオリジナルに戻そうという作戦。
ガレージ(本当は納屋)に移動して、親子の作業は夜遅くまで続きます。
「トスカーナからミルクの贈りもの」
メイコ イワモト著 集英社刊 定価:1,680円(税込) 好評発売中!
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「ワイン王国」No.36に、メイコ&洋一のエッセーが掲載!請うご笑覧。No.36はプレステージ・シャンパーニュ特集。
http://www.winekingdom.co.jp/
MV Agusta F4。
青山辺りでは日常風景かも知れません。
でもイタリアで、こんな高価なモトが路上駐車しているのは極めて異常事態
このバイク、カッコいいし憧れでもあるけれど、イマイチもの足りなさを感じるのは何故でしょう?
ときめきを誘う伝説のカラーリング、精密に組まれた印象のエンジン(フェラーリF1のラジアルバルブ採用というトピックもありました)。モダンにアレンジされたディスコボランテ・タンク、すっきりまとまったプロポーション。
ターゲットの裕福な中高年層の郷愁を誘う、マーケティング的に正しいアプローチだったとは思いますが。
かつてのMVアグスタのアイデンティティは、そのセクシーなエンジンにありました。
砂型のマチエールも露な、荒々しくも繊細な質感、力強さと精密さを表現する巨大なミッキーマウス型ツインカム…。
MV 750cc Four-Cylinder Engine
Micapeak dot com
http://www.micapeak.com/
Photo Archiveより転載
インライン4の栄光は、カワサキ、ホンダなど日本製バイクに引き継がれ、スーパーバイクのレギュレーションからビッグV2のブーム、BMWの宗旨替えもあって今、再び並列4気筒の時代…て言えるのか?
名門復活には、V5とかW6とか新機軸にチャレンジして欲しかった気もします。
仮に失敗作でもインパクトは強かったのでは。
そんな冒険をしなかったのは大カジバの堅実さかもしれないけど。
いまやマレーシアのプロトンも手放し投資会社所有と伝えられる名門ブランド。
もう一度復活する日は来るのでしょうか。
日本のメーカーはブランド戦略に興味はないのかな?
お買い得という気もするんだけれど…。
Enfin en France chez POINT-PLUME
DA VINCI CODE
Grâce à un accord d'exclusivité mondiale avec la société SONY PICTURES, c'est la renaissance d'une ancienne maison Italienne fabricante de stylos grâce au lancement d'un stylo inspiré du film "DA VINCI CODE".
l sera proposé deux versions de cette édition limitée "The Da Vinci Code". Une version en argent massif 925 AG (3200 Euros) et une version or massif 18 KTS ( + 16000 Euros) , les gravures sur le corps de cette édition limitée décrivent quelques unes des images du film; le célèbre homme de Vitruvio dessiné par Léonard de Vinci, la tour Eiffel, l'arc du triomphe ou encore le Parthénon.
Sur le capuchon est caché le code complexe qui révélera la solution des deux mots qui dans le film permettront l'ouverture du cryptex, et l'accès aux secrets du Saint Graal. Les apparats en métal précieux des stylos, les finitions des bagues en pointe de diamant, technique nommée "Clou de Paris" est produite par des maîtres orfèvres suisses. Le plume or 18 KTS est personnalisée avec le logo officiel "DvC". Et une reproduction fidèle du cryptex servira de coffret pour cette édition limitée.
Chaque élément de la ligne a été étudié de manière approfondie pour tendre à l'harmonie, à la perfection et à la proportion derivant la divine proportion et du nombre d'or 1,618 ou aussi ce Phi, derrière qui se tiendrait les équilibres qui règlent la nature.
La collection se compose de 618 stylos plume et 618 rollers en argent massif 925, de 61 stylos et 18 rollers en or massif 18 Kt.
ARRIVÉE DU COFFRET CE SAMEDI 29 AVRIL 2006 A L'INNO GALERIA RUE NEUVE
Ces stylos seront disponibles dans le monde entier et de manière exclusive dans 150 points vente sélectionnés : au Royaume-Uni, ce seront les magasin "Harrods" de Londres qui auront le privilège d'exposer les stylos "The VINCI CODE" , dans les vitrines prestigieuses de Brompton road.
En Belgique, le coup d'envoi est prévu à Galeria INNO, rue neuve 111 à
1000 BRUXELLES
POUR PLUS INFORMATION
CALL US
Miguel REMEDIOS y OLIVA
Valeria Matta SPRL
Mercury® & Valeria Matta®
30, rue Baron Bouvier
1315 Incourt
Belgique
Tél: +32/(0)10.88.12.02
Fax: +32/(0)10.88.11.94
URL: http://www.duboisvutera.com
@mail: staff@duboisvutera.com
「カフェ・ロトンダ」の自動車を描いた部分の拡大です。
風景も登場人物も架空の世界ですが、船と自動車は実在したもの。
つい思い入れの強い物を描き込んでしまいました。
上の部分の手前から
Citroën ID19 break 、Ferrari 166 MM Barchetta Touring、Alfa Romeo 8C 2900 B Lungo Touring。
船は(この部分では下しか見えていませんが)Conte Di Savoia。
次も手前から
Tatraplan T600、FIAT 500C Belvedere、Bristol 405です。
絵全体は以下のページで
http://blog.so-net.ne.jp/firenze/2006-03-31
制作過程は【daSTUDIO】の各ページから。
その名はDivina Proporzione=神聖比例(黄金分割の別名)。限定生産です。
今日がお店に陳列した初日。今月19日のカンヌ映画祭会場でワールドプレミアなんだそうです。
作りもデザインも美しいのですが、キャップの開閉のアクションがとても不思議です。上手く説明できませんが、キャップを軽く1/8回転くらいひねるとプクンとはずれ、締める時も同じようにプクッと入ります。
またインクを注入するシステムにはレオナルドの螺旋ポンプの原理が使われています。
こちらはパンフレット。裏にはレオナルドの人体比例の素描や自然界に存在する黄金比の解説も。
キャップのところで 1:0.618(=1.618:1)の黄金比が表れます。
ヴィスコンティの創立は1988年と意外に新しい会社です。
ホームページによると創立者はDante Del VecchioとLuigi Poliという二人の万年筆コレクター(もしかしたらあの紳士はそのうちの一人?名前を聞いておけば良かった)。
きっと二人は、自分達がコレクションしたい万年筆を作ろうと思ったのでしょう。ヴィスコンティの万年筆は工芸品としての魅力に溢れています。
最後にこのセットのお値段を伺ったら、ここにも黄金比と同じ数字が表れました。€1,618。日本円で24万円以上。
充分それ以上の価値はあると思います。でも残念、ちょっと手がでませんでした。
セルロイドとムクの18Kt.ゴールドを組み合わせた“618”と、スターリングシルバーの“1618”の2タイプがあるようです。
ヴィスコンティ社のホームページ
http://www.visconti.it
(まだこの万年筆の情報はupされていないようです)
Visconti srl Via dell'Osservatorio, 120 50141 Firenze Italia
Tel. 0039.055.45652.1
Fax 0039.055.4250342
Contact: Mr. Dante Del Vecchio or Mr. Luigi Poli : Email. visconti@visconti.it
ちなみにヴィスコンティ社の所在地は、フィレンツェを見おろす南側の丘。Osservatorioとは天文台の事。一般にはガリレオ・ガリレイ(Galileo Galilei 1564-1642)の天文台として知られるアルチェトリArcetri天文台の一画です。
天文台の創設は1872年ですからガリレオと直接の関係はありません。ただそのごく近くにガリレオが晩年を過ごしたヴィラ(郊外の邸宅、別荘)が現存しています。
6年前、ヴィスコンティ社から200mも離れていないお宅に間借りしていました。その時はヴィスコンティ社の存在もその素晴らしい万年筆も知りませんでした。知ってれば友達になってたのに。
アルチェトリ天文台のホームページ
http://www.arcetri.astro.it/
参加者はフィレンツェの南、ガルッツォ村のチェルトーザ(カルトジオ会修道院)近くのホテルに宿泊。参加車両もホテルの敷地に好き勝手に駐車しています。
赤いトリオ。FIAT 124 Spider、FIAT 500C Topolino1949 、Duetto osso di seppia。
ABARTH FIAT 500ともう一台の124 Spider。どちらもとてもきれい。
INNOCENTIのSpiderとFIAT 500C Belvedere
INNOCENTI 1100とFIAT Balilla
Balillaと1100とINNOCENTI MINI。
LANCIA Flavia Berlina 815。渋い!
500(チンクエチェント)はこのblogにも何度か登場のカルロさんの奥様アントネッラの愛車。
今回が初参加。バリバリの現役というか下駄車だったのですが、この日のために600(セイチェント)用のシートをオリジナルに替えたりと大変でした。
FIAT2300S CoupeとLANCIA Flavia Coupe。カロッツェリア・ギアとピニンファリーナの60年代の傑作。
直線的な2300Sと柔らかい曲線のFlavia Coupe。対照的な2台ですがどちらもエレガントかつ彫刻的。
2300S Coupeはもう一台。女性的と形容される事もある繊細なライン、この角度では骨格のはっきりした男性的なプロポーションにも見えます。
アルファの3台、Giulietta CoupeとSpider、GT Junior 1.3 scalino。
Alfa Romeo75。正式な参加車ではなくつき添いです。この形、ずっと理解できなかったけれど、最近なぜかカッコ良く見えてきました。カクンと曲がったウェストライン、ツギハギのようなフロントグリル、ペッタンコのルーフ。こんな突拍子もないスケッチを描くデザイナーもデザイナーなら、それを承認してしまう企業トップも凄いサムライ。イタリアという国はやはり普通ではありません。
ドイツとフランスの粋な2台。OPEL GT1900とCitroën Traction Avant 15/6 HA。
どちらも実車は写真で見るよりも二回りほど小さい。
別にいじけてる訳ではなくて、頭から突っ込むのがこちら流。樹にも優しいし…。
Triumph TR4とMercedesBenz 190SL
FIAT500C Belvedereと FIAT 850 Spyder(ライトが変わった後期型)
もう一台の850Spyder。ルーフが固定されたベルリネッタ。
LANCIA Fulvia CoupeとLancia Appia Serie III
Fulvia CoupeとFIAT 1100
午前中は雨だったので…お疲れ様。FIAT 1500S Cabriolet。
雨の犠牲者がもう一台。500C Topolino Spider。ワンオフ。
遊園地の乗り物にしか見えません。ネズミというよりは醜いアヒルの子。
会長リッチ・アルヴァーロさんSig.Ricci Alvaro 86歳!エレガントで優しい素敵な紳士です。
愛車FIAT 500 Topolino1937と。
以上、すべてナンバー付きで自走してきた車。
60年代の車が中心。
特に歴史的に貴重というわけではないし、ショールームコンディションでもないけれど、
魅力的な佇まいのまま、良い歳を重ねた車(とオーナー達)に出会えて幸せな一日でした。
ところでこのお店、職人さんの多い地味な界隈に似合わず、おしゃれで素晴らしい作りの靴が並んでいます。
デザインもユニークで斬新。
で、ここまで読んで靴に詳しい方はとうにお気付きかも知れませんが、かれ自身の名前である「ステファノ・ベーメル」といえば日本でも超高級紳士靴ブランドとして、知る人ぞ知る存在みたいです。後でGoogleで検索して知りました。「伊勢丹やバーニーズNYに入っているんだよ」とおっしゃってたのに車に夢中で「フーン」と聞き流してました。ステファノさんごめんなさい。
おわびのしるしにお店のinfoです。
Bemer'S s.r.l.
Uffici:Borgo S.Frediano 69,50124 Firenze
tel.055 222558 fax 055 224009
Show room e laboratorio: Via di Camaldoli 10/R,50124 Firenze
tel.055 222462
レプッブリカ広場わきのCitroën DS。状態はエクセレント。
Dyane。Via Maggio。
お店の搬入用の電気自動車。中心街へも自由に乗り入れできるのでいろいろなタイプが活躍。Via Romana。
クリオをはさんで2台のチンクエチェント。赤い車は売り物。Via Senese。
それにしてもなんでこんなに元気なの?チンクエチェント!
来年は生産開始から50周年を迎える※というのに、本当にたくさんのチンクエチェントが元気に走り回っています。趣味で乗ってるなんて稀でバリバリの実用。もっと新しい850(1964年)や126(1977年)をめったに見かけないのと対照的。唯一、Panda(1980年)だけは長生きを予感させますが。
それにしても今、こんな車を作ってしまったら「過剰品質」で設計者は更迭されるかも。
※生産期間は1957〜1975。累計生産台数3,081,036台。
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